活動報告バックナンバー(2012年4月~12月)

2012年12月15-16日 赤い羽根募金 ボラサポ「歩く人。 第9弾」

平成241215-16日に第8回目となる「歩く人。」を、気仙沼市の岩ケ崎公園仮設住宅と松崎柳沢地区2(上沢)仮設住宅にて開催しました。

 

今回の気仙沼市では、小規模仮設住宅を中心に活動しました。一日目は15戸が集う岩ケ崎公園仮設住宅での開催となりました。いつものように集会場ではなく、15畳ほどの広さの談話室での実施でした。小規模ならではの、こじんまりとはしているが、アットホーム感満載のイベントとなりました。

 

2日目は8戸だけの山中の松崎柳沢地区2(上沢)仮設住宅。前日同様、出席率は高く、コミュニケーションとれた連帯感の強いコミュニティであることがうかがえました。

 

少人数の為、参加者それぞれが抱えている問題や歩き方にも着目して対応ができ、参加者の皆さんにとっても価値のある場となったようでした。

2012年12月1日 赤い羽根募金 ボラサポ「歩く人。 第8弾」

2012年12月1日は第7回目となる「歩く人。」を、郡山の緑ヶ丘応急仮設住宅と南一丁目仮設住宅で開催しました。

 

郡山では雪がちらつき始めており、その後あっという間に今年初めての約10センチの積雪となりました。午前の開催場所である緑ヶ丘仮設住宅は小高い山の上にあり、気温も低く仮設住宅周辺は雪山にいるようで中止も心配されましたが、それでも多くの方にお集まりいただきました。

 

 午後は、91-2日の「歩く人。」でもお邪魔した、南一丁目仮設住宅に再度訪問。前回は国の説明会と重なったため参加者が少なかったのですが、今回はなんと35名近くの方に参加頂けました。前回の参加者から、その後の継続や効果に関するお言葉も頂け、盛り上がりました。

2012年11月10日 赤い羽根募金 ボラサポ「ロボット教室 w/東工大」

2012年11月10日は、オーバルハートジャパンとして新しい試みにチャレンジしてみました。それは子供(高校生)向けのロボット教室です。きっかけは以前実施した気仙沼向洋高校でのラグビースクール。オーバルハートジャパンの理事の一人が、気仙沼向洋高校ラグビー部の顧問と話をしている中で、ロボット教室なるものをご紹介したところ、「是非生徒にやってあげてほしい!」というご要望を頂きました。

 

ロボット教室の講師は、ロボットで世界的に有名な東京工業大学 広瀬・福島研究室所属の遠藤助教です。東工大で開発したロボットもいくつか持参し、生徒達にみて・さわって・操縦してもらいました。また学習用ロボットを各自に配布し、マニュアルをみながら組み立ててもらいました。

 

最後に自分が組み立てたロボットでレースを実施。優勝者にはその学習用ロボットが提供されました。生徒達は食事の時間も忘れ、ロボット製作に没頭していました。先生からは「授業中もこれくらいの集中力をみせろよ!」と冗談を言われるくらい、生徒達の集中力はすごいものでした。

復興は長年の歳月を要します。ここにいる生徒達、または東北で頑張っている子供達の中から復興を手助けする技術者が生まれてくることでしょう。

 

2012年11月3日 三菱商事復興支援財団 「歩く人。 第7弾」

11月初めに開催した「歩く人。」は、少しだけ久しぶりの気仙沼にて開催。五右衛門ヶ原運動場仮設住宅の住人が対象です。

 

今回は我々の活動に助成金を提供してくださることになった、三菱商事復興支援財団様の助成金を交通費として使用させて頂きました。

 

参加者は32名にのぼり、これまでの「歩く人。」の中でももっとも盛り上がった会の一つとなりました。その要因は3名の女性(仮設住宅の方です)にあります。その場を影ながら仕切ってくださり、高齢者の方に気を配りつつ、全体をさりげなくリードしてくれました。部外者による運営だけでなく、仲間内からのリーダーシップはその場をまとめ上げるためにもっとも効果を発揮するもののひとつです。

 

リーダー達が盛り上げながら、最後は皆でいつもの歩き方診断。点数を競いあい、大盛り上がりでした。

 

 

 

 

2012年10月7-8日 赤い羽根募金 ボラサポ「歩く人。 第5弾」

10月7-8日に郡山にて「歩く人。」を開催いたしました。今回はいつもと指向を変え、9月初旬に開催した「歩く人。」の参加者宅に戸別訪問し、個々人の健康状態、室内の生活環境を考慮したアドバイスを行いました。

 

2日間で約10戸を訪問し、個別相談・トレーニングを実施。集合形式で行う「歩く人。」では把握しきれない課題が浮き彫りになりました。例えばスペースの問題。または東北地方における仮設住宅ならではの高い段差など。

 

実際、お話を聞かせて頂いた方は、仮設住宅の自宅玄関の段差で良く躓き、何度か転んでしまったとのことでした。積雪等を考慮すると高床であることは必然であるため、自分の肉体改造で躓き=けがの予防をしなければということに。つま先をあげやすくするための筋力トレーニングのアドバイスを行いました。

 

本来このようなフォローを定期的に行うことができれば、「歩く人。」の継続を促すことができるのですが、現在の我々のリソースから考えるとなかなかその余裕はありません。どのように継続性を保つのかは、我々の大きな課題です。

 

 

 

産経新聞・九州版でOVAL HEART JAPANの活動を紹介して頂きました!

10月11日の産経新聞・九州版に、OVAL HEART JAPANの活動を紹介して頂きました。九州の方々も、熱意を持って東北復興支援活動をサポートしてくれています。

復興支援活動の様子が日経新聞に掲載されました!

OVAL HEART JAPANの復興支援活動の様子が書かれた記事が、9/23付 日本経済新聞の朝刊に掲載されました。先日9/1-2の郡山での「歩く人。」の様子です。

2012年9月1-2日 赤い羽根募金 ボラサポ「歩く人。 第4弾」

今回の「歩く人。」は、郡山での実施となりました。郡山の仮設住宅は、原発被害による影響で町ごと仮設住宅に入っていらっしゃる方が多く、大規模な施設になっているのが特徴です。もともと同じ町で暮らしていた分交流も多いようです。

 

初日は富田町のおたがいさまセンターにて、午前・午後の2部構成で、同じ方々に講習するという、新しい試みにチャレンジしてみました。

 

土井氏、大西氏による、少し関西調のお笑いも含めた進行により、明るいイメージの中にも歩くことの重要性をより記憶して頂けるよう試みたところ、50人超の参加者の方とともに大いに盛り上がる結果となりました。

 

反応は予想に良く、参加者の皆さんは終始メモを取り、数多くの質問が出たりと積極的であった。プログラム終了後も、歩くということを超えた、体に関する幅広い悩みの相談が殺到し、参加者の方と積極的なコミュニケーションが取り交わされました。

2日目は、南一丁目で開催しました。残念ながら、富岡町民を集めての他のイベント(説明会)と重なってしまい、予定よりも参加者数が大幅に減る結果となりました。この地区では転倒事故等が多く、歩くということについてのプログラムを現地から求められていただけに、タイミングに恵まれなかったことが残念でした。

 

それでも、歩くことへ興味を持って頂いた方、また腰や膝の痛みを抱える人たちが20名近く集まり、前向きで積極的な講習会となりました。

 

前日同様、数多くの講習後の悩み相談を受けました。日々のストレスの蓄積、また運動不足による体への悪影響を、入居者の方々が身にしみて体感されている様子がわかる2日間でした。

 

「歩く人。」のニーズを改めて実感することとなった郡山での開催でしたが、これからも確実にプログラムを発展させ、被災地で役に立てるようにしていきたい、そう考えさせられる両日でした。

2012年7月28-29日 赤い羽根募金 ボラサポ「歩く人。 第3弾」

「歩く人。」第3弾の初日は大谷小学校仮設住宅で開催いたしました。大谷小学校仮設住宅は大谷小学校の敷地に設置されている186戸が集まる大型仮設住宅です。場所はすぐに見つかったものの校舎・フェンス等にかこまれており、入口がわからず困っていたところ、校内にいた中学生が道案内をしてくれました。

 

今回も気仙沼振興協会の方々(3名)が合流してくださり、住民の皆様に「歩く人。」の講習会が行われる旨、お声がけくださいました。その結果、総勢25名の方にご参加頂けました。その中に、道案内をしてくれた中学生2名と小学生2名もいました。

 

主幹トレーナーはこれまでと同様に土井氏。トークがどんどん進化していきます。過去のプログラムでもそうでしたが、もともと杖をついてしか歩けなかった高齢者の方が、同様のトレーニングプログラムを実施した結果、100歳すぎまで元気に歩いていたという実例が、皆さまに心に響くようです。こういった啓蒙活動も、本プログラムの重要なポイントになります。

参加者の足の筋力を簡易測定するために空気いすテストを実施。高齢者の方もかなり頑張ります。もちろん無理をなさらないように、土井氏からやめるときの目安を伝え、トレーナー達が状態を確認しながら実施しますが、想像以上に皆さん元気です。

 

トレーニングの内容はいつもの通りですが、やはり好評なのがトレーニング用のグッズです。参加者の中には、立ちあがるために杖が必要な方もいらっしゃいます。「今」歩けることがプログラムの前提では予防効果しかありません。「歩く人。」の良さは、今は杖が必要な方も、一定のトレーニングを実施していくことで何歳になっても歩き続けられることです。

 

実はそこで活躍するのがラバーバンドを使った「歩く人。」特製のトレーニンググッズであり、椅子に腰かけた状態でもトレーニングを実施できます。今回も立ち上がるのはしんどい、という方が数名いましたが、椅子に座ったまま他の皆さまと同じようにトレーニングに参加できるということで、大変喜んで頂けました。

本日はいつもより時間を延長し、実際に歩いてみました。狭いスペースの中ですが、皆さん学んだことを活かしながら、元気に掛け声をかけながら歩いてみます。

正しく歩くのは、やはり難しい。でもそれをはじめて認識し、正しく歩くことを意識し始めたことで、長寿ウォーキングの第一歩を踏み出したと言えるでしょう。

 

最後は笑顔で記念写真を撮り、1時間半のプログラムを終了しました。

2012年6月9-10日 赤い羽根募金 ボラサポ「歩く人。 第2弾」

「歩く人。」第2弾の初日は、五右衛門ヶ原野球場仮設住宅にて開催しました。

五右衛門ヶ原野球場仮設住宅は気仙沼中心部から車で15分ほど離れた約108世帯が暮らす応急仮設住宅です。

 

今回も気仙沼振興協会の方々(4名)が合流してくださり、個々の住居に「歩く講習会が行われる」旨のお声がけに廻りました。小雨の振る中で心配されましたが、13名方々にご参加を頂きました。雨の中、杖をつかれながら傘を差し、タオルをご持参してお集まりいただく姿に、我々スタッフ一同、皆嬉しくも責任を感じます。

(13名以外に、小さなお子様も多数外遊びを止めて興味深げに途中参加して楽しんでいました。)

 

10時になり、プログラムの開始となりました。主幹トレーナーは前回と同様の土井氏にお願いしました。前回の経験を踏まえ、各スタッフともに手際がよくなっているのが分かります。

土井氏はプログラム開始前に、参加者の緊張を解すために、一人ずつに「どのようなことでお困りですか?」「ひざが痛くはないですか?」と話しかけます。プログラム開始後もご高齢者に分かりやすく、ゆっくりとした口調で話しかけます。

なぜ高齢になると歩けなくなるのか、筋力の正しい使い方、その為の歩き方の説明をホワイトボードに貼り付けた「大きな紙芝居」で行います。

土井氏は参加者が飽きないよう、「笑い」の要素も取り入れながら、途中途中で筋力アップのトレーニングを行いました。

 

ストレッチは参加者に配布したゴム製のチューブを利用して行います。参加者には「歩く人」をプリントした巾着袋にテキスト、またイガイガした形状を施した数センチのゴムボールと手の平に収まるゴム板を備えているグッズをプレゼントして使っていただくのですが、これがとても好評でした。

ご自宅に居ながらにしてストレッチが出来、その利用方法をお伝えしています。「頂いて帰ってよいのですか?」と参加者の方々にはとても喜んでいただきました。

初日の午後からは、気仙沼市総合体育館の中にある剣道場で行いました。こちらの仮設住宅は、89世帯が暮らす応急仮設住宅です。

 

今回も気仙沼振興協会の方々とご一緒に、隣接している仮設住宅を一戸一戸回りましたが、参加者は女性2名に留まりました。午後から雨脚が強まり、また土曜の午後で外出されている方も多いことが要因のようでした。しかし参加くださった方々はチラシを見て楽しみにお越しくださっています。土井氏も人数に関係なく 一つ一つ丁寧に説明しました。

後半には気仙沼県議会議員の方も様子を伺いにお越しくださいました。1時間強のプログラムを終了する際「こんなに素晴らしい講習なのに、参加なくて少なくてすみません。住民を代表してお詫びします。」とおっしゃってくださいました。

 

もちろんより多くの方にご参加頂き、より多くの方に貢献できるに越したことはありませんが、参加頂いたそれぞれの人に楽しんで頂き、体を動かす価値を伝搬して頂ければ、この活動の意味は十分にあると再認識いたしました。

 

2日目となる6月10日は気仙沼市民会館でトレーナー育成を目的にレクチャを行いました。対象者は前回と同様、気仙沼振興協会の皆さまです。全ての仮設住宅を対象にこのプログラムを展開し、継続していくためには現地のトレーナー育成が必須です。また本プログラムは医療行為ではないものの、参加者が怪我しないように細心の注意を払う必要もあり、トレーナー育成にも継続性が必要です。

今回は高齢者の方に対し、どのような伝え方をすればご高齢者の方にも意図が的確に伝わるのか、土井氏のトークを書き記したものを配布しました。その資料を使い、さらに重要なポイントをご理解頂くため、土井氏から説明を行いました。

2012年4月28-29日 赤い羽根募金 ボラサポ 「歩く人。 第1弾」

平成24年4月28-29日に、記念すべき第1回目となる「歩く人。」を、気仙沼市の長磯七半沢と水梨コミュニティの両仮設住宅にて開催しました。また、現地トレーナー育成のためのクリニックを、気仙沼市民体育館にて実施しました。

 

そもそも「歩く人。」とは何か?

それは、主としてご高齢者の方に、歩き続けることで健康を維持してもらうために開発したプログラムです。

 

被災地で懸念されることのひとつとして、仮設住宅等における引きこもりを原因とする、廃用症候群やエコノミー症候群があります。これらは体を動かさないことで(安静状態にいることで)、運動器に障害がおき発症します。こうならないためにも、歩いたり、歩くための筋力トレーニングを行うことが重要です。

 

さまざまなアスリートのトレーナーとしても有名な土井先生の監修のもと、「歩く人。」はプログラムとしてつくり上げられました。

 

まず28日の午前、長磯七半沢の仮設住宅にお伺いしました。開始時間の10時少し前になると、一人、二人と入居者の方が集まりだし、最終的には19名の方が参加してくれました。

 

はじめは土井先生から「歩くことの大切さ」、「歩かないことの怖さ」、「正しい歩き方」などについて、レクチャー。先生の軽快なトークのおかげもあり、皆さん話にくいついていました。

皆さん、懸命に、かつ楽しみながらプログラムを順次こなし、予定より30分の時間オーバー。大変喜んで頂けました。最後は皆で集合写真!

 

良い笑顔です。

28日の午後は気仙沼復興協会(以下KRA)の方々を対象に、「歩く人。」のトレーナー養成講座を開催しました。ウォーキングとその関連した運動で効果得るためには、何といっても継続性が重要です。オーバルハートのメンバーがいつもいるわけではないので、現地の方が直接トレーニングを行っていけるように、現地トレーナーの育成にも力をいれています。

 

二日目となる29日は、水梨コミュニティの仮設住宅にお伺いしました。こちらは計21名の方が参加。内容は、長磯七半沢の仮設と同じなため割愛しますが、皆さんの笑顔を共有致します。