インタビュー

被災地の一日も早い復興は、誰もが望むこと。ここではOVAL HEART JAPANの活動に賛同してくれている方々からの、復興への想いと被災地の方々へのメッセージを掲載していきます。

スポーツ選手

大八木淳史氏 (元ラグビー選手)

Q: 地震発生時、何をしていましたか

 

ラジオ生出演前で、朝日放送局にいました。

 

阪神淡路大震災の時は東灘という街にいて私も被災しました。

自宅の一部が損壊し、いったい何が起きたか分からずしばらく動転したことを思い出します。

 

今回の東日本大震災時は大阪の放送局で打ち合わせ中に発生しました。
直後は大阪自体の揺れをあまり強く感じなかった分、このような大惨事になるとは思いませんでした。
しかし、時間と共にその範囲の広さと、そして多くのものを飲み込んだ津波の発生に何より動揺しました。
自分自身の中に言葉にできない多くの悲しみと、何もできない不甲斐なさが残りました。

 

 

Q: 被災地の惨状を目の当たりにし、感じたことは

 

「人間の無力さ」です。

震災直後は神戸の時もそうでしたが一般人が現地に早くから出入りすると、自衛隊や警察の日頃より訓練を受けた専門家たちに逆に迷惑がかかる認識があったため、ある程度時間をおいて被災地に伺いました。


何より形あるのも全てを一瞬でのみ込んだ津波の驚異は、自然そのものに対する驚異として私には感じられました。
人間の無力さ、悲壮感、悲しみを超え今もなお到底言葉にできない感情で包まれました。


また、行った際に現地の子供たちとラグビーをする機会があり、私たちよりもっと辛いはずの彼らが徐々に笑顔になり、一瞬ではありますが元気な彼らに戻ってくれたことは、ラグビーやスポーツがこれからも子供たちに少しは役立つことを確信しました。

 

 

 

Q: 我々は今、そしてこれから何をすべきでしょうか

 

「自然と共存し、どう在るかを考察する。」
科学の進歩や楽に生きるために、人間が人間のための環境進化を猛スピードで遂げています。
根本的な自然の大切さを忘れ、全てを合理的に進めるため、ますます人間自体のわがままが加速しています。
今回我々が見た自然の力は、一つ間違うとどこにでも共存しています。
地球に立っていること、空気をすっていること、水を飲んでいることそのすぐそこに自然があります。地球を大切にし共存することこそが、生きることの基本であり意味でもあります。
自然を恐れず、自然を汚さず、一進一退で共存する努力を人間からやり直さないといけないように思います。

 

 

Q: 被災地の方々にメッセージをお願いします

 

「すこしずつ、ひとつずつ」

私の座右の銘でもありますが、「少しずつ、ひとつずつ」がんばろうです。


身近なことではわかりにくいですが、この厳しい状況の中でも少しずつ前向きに動いていることがたくさんあります。良くなっていることを信じて、常に前向きに、そして自らが「すこしずつ、ひとつずつ」、取り組むことで大きな力に変わっていきます。


私自身も、共に「少しずつ、ひとつずつ」前進していきたいと思います。

 

 

【略歴】

1961年京都市出身。77年京都市立伏見工業高校ラグビー部入部、全日本高校代表としてイングランドに遠征。同志社大学時代は学生日本一に貢献、83年オールジャパンとしてウェールズに遠征。84年ニュージーランド留学。帰国後、神戸製鋼に入社し、日本選手権7連覇の偉業を成し遂げる。97年現役引退後は、神戸製鋼ラグビー部アドバイザーほか、財団法人日本ラグビーフットボール協会普及育成委員、ユニセフ・評議員、京都市社会教育委員などの要職を兼務。ユニークなキャラクターでテレビ・ラジオ等でも活躍しながら、夢や人の出逢い、ラグビーの素晴らしさを伝えるため講演会やラグビー教室で全国を飛び回っている。

 


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